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ダウン症中心に、知的障がい者の家づくりと街のバリアフリー


by tak_ada

トイレのバリアフリー

トイレを使えることは自由に外出する上で欠かせない。
公衆トイレはだれもが使いやすいものでなければならない。

トイレのサインはだいたい共通しているので、
知的障害者にとってもトイレを探すことはさほどむずかしいことではない。
しかし最近はデザインに凝ってわかりにくいサインも見受けられる。
たいていの場合凝ったデザインのトイレほどわかりにくく使いにくいのは皮肉だ。

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トイレのサインはだいたい共通



■トイレの設備

公衆トイレの規格を統一してほしいという声が非常に多かった。
水洗方式やボタンの種類・配置はトイレによって相当な違いがあり、健常者でも迷うことがある。
流す方式がわからず出てこられないという事例も多い。
視覚障害者や子供にも不便である。だれもが使いやすいよう規格は統一すべきであろう。

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身障者用トイレでさえ洗浄ボタンはさまざま



手を洗おうとして服がびしょびしょになってしまった、という事例もいくつか聞かれた。
水洗金具についても操作のわかりやすさ、水量調節のしやすさに配慮して選んでほしい。

知的障害者の場合トイレで失敗してしまうこともままある。
その着替えのためにチェンジングボードが望まれている。
私自身今までストッキング交換用くらいにしか思っていなかったのだが、
もっと切実なものだった。
ぜひ広く知っていただきたい。

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着替え台はぜひともほしい設備



■身障者用トイレの必要性

ズボンを下ろして用を足す、全部脱いでしまうという人もいて、そういう場合一般と一緒では具合が悪い。
介助が必要な場合でも男性だと母親が付き添って入るわけにもいかない。
公衆トイレには必ず身障者用トイレを、
しかも介助者が入れるだけのスペースを用意してほしい。
by tak_ada | 2008-07-15 05:10 | トイレのバリア